ぐりぐり日記

日記とかエッセイとか。

カーナビ

 

カーナビについて語ってみてと言われて、

カーナビについて話せることがあるか?

 

いや、ない。

(なぜならペーパードライバーなので)

でも絞り出す。ええい。

 

 

私の家、昔はよく旅行に行ってたんです。

ちなみに車で行く。

そんなとこまで?って所まで車で行く。

関西から茨城とか横浜とかいく。(関東〜!)

南は大分まで行った。(九州〜!)

 

なのでカーナビさんには結構お世話になっております。私は頑なに運転しなかったので恩恵を受けてはいませんが、目的地に着くという意味では間接的にお世話になっておりました。

でもね。おじいちゃんから譲り受けた車だったのでカーナビもまぁまぁおじいちゃんだったわけです。

 

ある旅行で、高速道路が新しく出来たところを通ったんです。

そしたらカーナビに道が載ってなくて。

トンネルとか通るじゃないですか。カーナビが道だと思ってないところを通ってるわけですから、山を貫通して車が突き進んでいくさまが延々と画面に映し出されてるんですよね。

 

周り何も無いんですよ。もう無ですよ無。

真っ白な画面に、車の場所を示すマークだけが点滅してて「俺達は一体どこへ向かうのだろうか」みたいな気持ちになれましたね。

 

ちなみにカーナビくんも終始無言。

 

 

怖ーー!ってはしゃいでたら

そのカーナビくんがですね

「ピ…………ガガ……ます、右に、ピーーーー……………………………」

 

突然壊れたんですよね。

 

パニックですよパニック……

ホラー始まってた。

 

後部座席にいた私と姉、叫ぶ。

「お母さん!!地図を!!!」

 

母、分かった!!!と叫んで地図を見る。

 

姉「お母さん!地図が上下反対や!!!」

母「わかった!!」

姉「お母さん!そこもう通過したとこや!!」

母「あーー!!!わかった!わかった!」

父「いまどこや!!!」

母「わからん!!」

 

全員「いや分からんのかい!!!!!!」

 

運転してる父「○○(姉の名前)ーーーー!!!助けてくれーーーー!!!!!!」

 

姉達が特定し、無事目当ての場所に到着しました。あれ以来、母は地図を後部座席に投げてきます。

 

ちなみにこの

「地図を見ても居場所が分からない」

母の遺伝子を、私も色濃く受け継いでおり。

 

わかった!!と言って180度逆方向へ歩く。

 

私にもカーナビ搭載して貰えませんか???

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

ショートコント「焼肉」

 

 

(ものすごく幸先不安なタイトルを付けてしまった…………)

 

焼肉で思い出すことを書けばいいんですよね?と虚空に呟きながらスマホ片手に打ち込んでいるわけですが、

私の外食における焼肉デビューは小学生のときだったと思う。多分ね。

 

まだ出されたものを「あー」と言いながら食べていた頃の延長線みたいな生き物だったので、「焼肉行くわよ」と言われても「ほー」と返事して車に飛び乗った。

ごちそう。つまりこのファビュラスな言葉の意味を理解できないでいたわけである。なんということでしょう、あの時の肉を今食べてやりたい。

 

話は変わるけども、私は末っ子だ。

そのため、昔から姉から母から父からめちゃめちゃ世話を焼かれていた。

焼肉屋に着いた私は母に白いナプキンで首を締められた。いやいや、前掛けだと分からなかったので本当に何が始まったのかと思ったの本当に。

「服に油が飛ぶから」と教えられて、服に油が飛ぶのか……と思いながら肉が届くのを待っていた。

 

問題はそこからだった。

そこからはもう、怒涛の展開だった。

 

塩タンが届いて、私の母は手際よく金網に塩タンを敷きつめ始めた。いわば塩タンテトリスである。ハラミやカルビなど色々届く中、秒で焼きあがったタンを「タンは舌の部位なのよ」と教えられながら皿にのせられた。

 

かよわい私は「うしさんの舌……」と、悲しむことはなかった。何故か。出されたものを「あー」と言いながら食べていた頃の延長線みたいな生き物だったからである。

 

目の前の皿にのせられた肉を見て思うことは

「肉。」

ただそれだけだ。無情すぎんか。

 

じゅうじゅう焼けた塩タンを私は口の中に放り込む。お味のほどは、

 

「……アチ!!!!!!」

 

舌に付けた一瞬でぺっと肉を皿に戻す。

そう、熱かった。味とかなかった。めちゃめちゃ熱かった。

その時、学校の給食で五目うどんが出た時も「アチ!!!」と言ったなぁと思い出した。先生にフーフーしなさいって言われたわ。そうそう。私はフーフーした。アチ!!フーフーフーフー!アチ!!!

多分それを10回くらいやってようやく食べることが出来た。やれやれ。

 

しおたん、うまい。タベモノ。

そんな感じで次の肉へ取り掛かろうとして顔を上げ、私は絶句した。

 

私の取り皿にはもう何枚もの肉塊が積まれていたのだ………………

 

いや、肉塊だけではない。(肉塊って言い方どうにかならんかな)野菜とかなんかめっちゃ積まれてた。横の母を見ると戦士のような顔をして金網を見つめ肉テトリスをしている。

 

はっ、ははうえ〜〜〜!!!

お待ちくだされ〜〜!!!

坊を置いて先に行かないでくだされ〜!!!

 

私は同志を見つけようと姉達を見たが、姉達は平気そうな顔をして肉を食べている。

ここで「頼れるものは自分だけ」「乗り遅れているのは私」ということを知った。

 

そこから私の焼肉フードファイトが始まった。

 

フーフーフーフー!フフーウ!フー!

パクッ!!!ムシャムシャッ!!!

 

(熱い!熱い!熱い!なんで!?

時間置いてるはずなのに!どうして!?)

 

 

そりゃそうである。

母が次々上に盛っているのに、私は上から肉を取っていたのだから…………

全ての肉が焼きたてジャパン。

初期に盛られた塩タンは「モォこりごりです(牛だけに)」という感じで潰れていた。

 

トウモロコシに齧り付く。

皮が歯の間に挟まる!!!

ア゛ーーーー!!!

 

その時、私のキャパシティが限界に達した。

ついにトウモロコシを食べながら泣き始めたのである。

 

「ウッ…………ウウッ………………」

 

それはもう静かに。どうでもいいが私は声を出さずに泣くタイプである。もちろん金網を睨んでいる母がそれに気づくわけもなく、向かいにいた姉がぎょっとした顔をして母に報告した。

母、びっくりする。

 

「あつい、あつい、」

「肉が」

「とうもころしが」

姉「トウモロコシな」

 

妹が泣いてるのに言葉の訂正を入れる姉。

私の発言に母は水を差し出しながら、

「大丈夫?ちょっと冷めてきたしこのクッパ食べる?」

と更に追い討ちをかけてきた。

 

しかも私はクッパが何たるかを知らなかった。私が知っているのはマリオの宿敵のクッパである。

クッパなんか食えるか!!!!!!

本気でそう思ったけど言葉にならず泣いた。

 

母がお汁多めにクッパを流し入れる。

「美味しい?」

「うん…………」

クッパ食べれるんやったらここ置いとくな?」

クッパ?」

「あんたが今食べたヤツ」

 

クッパーーーー!!!!!!!!!!!!!!!

 

お前こんなに美味かったんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

(えっでもこれお米やん?お肉っぽいのちょっと入ってるけどこれクッパなんかな!?!?マジで!?!?!?)

 

 

そんなわけで私は初めての焼肉で、

「肉は熱かったが、私はマリオに登場するクッパを食べた」という誇りを胸にして帰路についたのだった。

 

あれは(マリオの)クッパでは無いということを知るのは、もう少し先のことであった。

 

 

 

 

マイクテスト

 

IQを3にした文を書く場所がほし〜い!

\ワァァァ…………!/

 

 

というわけではじめました。

 

ブログって毎回最初に困りません?

私は困る。小説と同じで最初どんな話するかでこう、テイストが決まる気がしてその場で足踏みしてしまう。

 

というわけで今回は、そのような悩みにうなされないためにひとまずフォロワーさんに募ってお題を貰いました!

ヤッターーーー!!!ありがとうの代わりに好きって言わせて!!!

 

 

ぼちぼち何か書こうかなと思っております〜どうなることやら!